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『住宅を建てるなら国産の無垢の柱を使った「木の家」をたてたい』。ある調査では80%以上の
方がそう答えています。実際に多くの人々がそう願っているのです。しかし現実に、日本で消費 される木材のうち、80%以上が輸入材。効率化とコスト削減を追い求めた結果、利用される国 産材は20%にも満たないのです。
国土の67%を森林が占める、世界有数の森林国にもかかわらず、戸建住宅の多くはホワイ
トウッドと呼ばれる輸入材で造られています。ホワイトウッドとレッドウッドとは、北欧やロシア産 のスプルースという柔らかで加工のしやすい木材を中心とした総称です。強度がないので細く 板状にしたものを、接着・プレスし「集成材」として利用しているのです。
こうした輸入材が、湿度が高く夏には高温になる日本の気候風土に、はたして適しているの
でしょうか。シロアリに対する耐性実験でも、国産材と比べてその結果に、大きな差があること が報告されています。そのため、防腐処理をしなくてはならず、シックハウスの原因ともなって います。日本の気候風土に合った、国産材による家づくり…。それは、住宅がより長期に、満 足度の高い住宅になるだけでなく、日本の森を守り、山を守り、ひいては災害から私たち自身 を守ることにもつながっていくのです。
木は生き物なので、一本一本に個性やクセがあり、なかなか品質が揃いません。私が思う本
当の木の家は、曲がったり歪んだり、乾燥して割れたり、均一でない木とつきあいながら建て る家です。大工は扱いにくさを含めた木の性質をよく知っていて、それぞれに応じた使い方や、 あとで狂いが生じることまで考えに入れた建て方をします。
木の性質をある数値の範囲内に矯正することでカタログ商品化しよう、という工業製品的考
えが住宅メーカーと行政との間で進行中で、集成材や木質系パネルの隆盛もそのあらわれで す。
国産材(無垢材)で家を建てると高いと思っていませんか? 材木のコストなど総建築費の1/
10に過ぎません。多くが人件費です。多くの皆さんは、食べるもの、野菜など有機農法やトレーサ ビリティのはっきりしているものを選んでいると思われます。それを何十年も住む家にも当てはめ てみてください。
そんな皆さんの何かのヒントになればとこのページを作りました。
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